- 2014年9月28日
- 2021年8月14日
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【史資料】鳥尾の志操を見てみよう
以前この記事でちょっとだけ孫引きした、鳥尾の回顧。 元ネタは『明道協會要領解説』というものなんですが、孫引きさせていただいた一節が本当に鳥尾の考え方というか人生というかを凝縮したものなのです。 というわけで、その一節と、晩年の鳥尾が記した一文を並べて、彼の辿りついた人生の「答え」を見てみましょう。 記事タイトル、最初「思想」だったんですが、廣子さんの記事をま […]
以前この記事でちょっとだけ孫引きした、鳥尾の回顧。 元ネタは『明道協會要領解説』というものなんですが、孫引きさせていただいた一節が本当に鳥尾の考え方というか人生というかを凝縮したものなのです。 というわけで、その一節と、晩年の鳥尾が記した一文を並べて、彼の辿りついた人生の「答え」を見てみましょう。 記事タイトル、最初「思想」だったんですが、廣子さんの記事をま […]
ひさびさに資料の紹介。『女學世界』の第五巻第六十一号(明治38年)より、「日野西侍従夫人の精神修養談」を。 日野西侍従とは、明治天皇の侍従を務めた日野西資博のこと。 明治には子爵に叙せられたこの家に、鳥尾の娘である廣子さんが嫁ぎました。女學世界は今でいうキラキラした女性向けの婦人雑誌みたいなもんでしょうか…(?)。廣子さんの話を通して、鳥尾の教育方針がよく見 […]
三浦梧楼の書(だと思っている)を一幅所有しているのですが、今日はそれについて徒然と。 三浦梧楼とは はじめに、三浦梧楼(みうら ごろう)とは、幕末から大正時代の人物。高杉晋作が創設した長州藩の「奇兵隊」出身で、明治維新後は陸軍省に出仕。おもに山県有朋の下で鎮台司令長官などを務め陸軍中将となりましたが、西南戦争が終結したあたりから陸軍上層部と反発しはじめ、明治 […]
少し前、大和魂辨妄という鳥尾の論文が掲載されている『日本大家論集 第八編』(明治21年4月25日/博文堂)という雑誌を購入しました。 仕事でなかなかゆっくり見る機会がなかったのですが、ようやく目を通しましたので、今回は大和魂辨妄の前に掲載されている「鳥尾小彌太君小傳」をご紹介。木戸さんの名前を出すとなんかすごい人に見えてくるマジックです。 本文 ●鳥尾小彌太 […]
兒戀草について 兒戀草(児恋草)は、鳥尾晩年の著書。明治34年に完成。娘廣子にあてて書かれたもので、「子を思ふ思ひ草の数々よしなしことを書き付けて」と冒頭にあるように、内容は多岐に渡る。 鳥尾の著書としては割合分かりやすい文章で書かれており、娘への愛情に溢れている。 本文は国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧可能。 ここでは適当な箇所で区切りながら紹介し […]