概要
完全に自分用ですが、年末の自分へのご褒美に久々に本をまとめ買いしたので備忘録。
もうちょっと欲しいけど、積読になりそうなので我慢我慢…。年末に一気に読むぞー!休みが無事とれたら…。
2023/12/09 追記
2021年頃から書籍購入でAmazonさんを使用しなくなったため、リンクを変更しています。
私は紙媒体でAmazonさん経由で購入しましたが、絶版になったりしたものは公式サイトや準じるサイト、または電子書籍版が出ているようであればそのリンクを掲載しています。2024/08/08 追記
Amazonのリンクを再度掲載いたしました。
この冬買った本たち
ブクログの買いたい本メモや、ツイッターでメモしてずっと狙っていたもの、ここ最近で急激に気になりだして衝動的に買ってしまったものなど。
日本歴史 2016年01月号
今年の夏に大学時代の同期たちご飯食べに行った際「今まで読んだなかで一番おもしろかった本はなにか」みたいな話になって色々話していたのですが、その時に紹介されたもの。
研究者や作家さんたちがそれぞれのおすすめの新書を紹介しているそうで、図書館行って読もうと思ったのですが、時間もなく内容的にも保存版のようなのでやっと購入。読むの楽しみです!
2023/12/09 追記
なお発行元の吉川弘文館さんでは2018年以降の日本歴史は現在電子書籍化されているようです。
本誌も早く電子化されてくれるといいですね。
日本の知恵 ヨーロッパの知恵、驕れる白人と闘うための日本近代史
松原久子さんの著書2冊。
これは今年読んだ某ビジネス雑誌に掲載されていた対談のなかで紹介されていまして、気になっていたので購入。ワクワク。
日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集
これ去年ツイッターで「町田康の訳が面白すぎる」と見かけて以来ずっと気になっていて、ようやく購入!町田さんだけでひっかけたらなんと私の愛する福永武彦の今昔物語集も収録されているというじゃありませんか…!
文庫で別途それは持っているのですが、テンションがさらにあがったのは言うまでも無く。ちょっとお値段張ったけど楽しみ楽しみ。
アルフォンス・ミュシャ作品集、ミュシャ装飾デザイン集
アールヌーボーの巨匠ミュシャ。名前も作品もなんとなく知ってはいるけれどちゃんと見たことはないなー、と思い、自分の蔵書のなかの変わり種としてこの機会に購入。
来年の3月から竹橋の国立新美術館でまた大規模な展覧会もあるらしく、スラヴ叙述詩をチェコ国外で一堂に会すのは初らしいので行ってみたいなぁ。人多そうだ。
国立新美術館開館10周年チェコ文化年事業 ミュシャ展 - 公式HP
ユーロマンガ7号
メビウスの追悼特集号。
これはなんでメモしていたのかきっかけを忘れてしまったのですが(確かAKIRAを漁っていたときだと…)、2012年にこの世を去った、メビウスのペンネームで活躍したフランスの漫画家「ジャン・アンリ・ガストン・ジロー」の追悼号。
フランスやベルギーを中心とした漫画文化のことをB.D(バンデシネ)というらしく、その巨匠になるのだそう。チラリとみた作品に衝撃を受けまして、入門編としてこちらを購入してみました。楽しみだ-。
Amazonさんで買った本
ちなみに今年Amazonさんで購入した本は18冊でしたー。電子書籍と漫画、資格関係の本もあるので実質読書量はかなり少ないです。ブクログみても全然増えていないものな…。
せっかくなので履歴が残ってる分の利用履歴を抜いてみました。(本だけ)オンラインで買うと履歴が残っていいですね。
2005年
11冊。この年買った主な本。
・桐野利秋日記
私のなかで薩摩藩大ブームのときでした。中古価格が跳ね上がってて驚いた。当時この値段だったら絶対買えない…。
※2021/08/14追記※
2016年に記事を修正した時点では中古価格7600円でしたが、また上がっているようです。
復刻がでるといいですね。
・暗殺・伊藤博文
最近分厚い伊藤博文の単行本が出たと思いますが、これが新書・文庫系で読んだ初めての伊藤博文本でした。それまでは長州系の資料で高杉や木戸といった人々の影にいる感じだった彼が、一気に私のなかで飛びぬけたきっかけの本でもありました。懐かしい。
そのほか、観樹将軍回顧録(文庫)や、韓国併合への道(新書)を買っているので、その辺に興味が出始めた年だったのでしょうね。10年前か…歳もとるはずだ…。
2006年
34冊。この年買った主な本
・私の足音が聞える―マダム鳥尾の回想
ゴーストライターとかあるのかもしれませんが、文章も美しく素晴らしい一冊。
・陸奥宗光〈上巻〉
下巻も買いましたが、上巻が個人的には面白かった。
この年は完全に三浦や薩摩陸軍ブームが少し落ち着いて、鳥尾のほうに興味がシフトした年でした。あと買った本の半数近くを小説が占めていたのはこの年だけな気がします。
2007年
35冊。この年買った主な本。
・Fallingwater -落水荘-
帝国ホテルなどを設計したフランク・ロイド・ライトの代表作「落水荘」の写真集です。
来年江戸博でロイドのカルチャーが開かれるようなのですごく行きたい…!
・日本の風景・西欧の景観 そして造景の時代
オギュスタン・ベルクの一冊。西洋の人からみた日本の風景の捉え方が知れます。
あとは宮沢賢治詩集を大人買いしていたり、ゼミやレポート関係の本を多く買っていました。
2008年
29冊。この年買った主な本。
・土地に刻まれた歴史
古島敏雄さんの名著。
冒頭で言った、夏の同期会である友人はこの本を「最も面白かった新書」としてあげていました。色褪せない素晴らしい一冊です。復刻してほしい。
・湖沼の干拓
斎藤晃吉氏による、当時までの湖沼干拓史の総まとめ的な1冊。これ私の持っているものもちょっと状態が良くないので、ぜひ復刻してほしいんですなー。じっくり読み返したい。
この年は本以外のものを買っているのが多く、かつ、買った本のなかで未だに所蔵しているものがかなり少ない状態です(本は図書館フル活用していた)。つまりは、ストレスによる衝動買いがひどかった一年です…しんどかった…。
2009年
17冊。この年買った主な本
・百億の昼と千億の夜
萩尾先生ブームが訪れて一気に大人買いしている一年です。これが一番好きです(原作違う方だけど)。
ちょっと手塚治虫と同じような世界観ですけど、やはりもっと少女漫画というか、どこか切なく寂しい気持ちにさせられるタッチですね。
※2023/12/09追記※
完全版が出ていることを今日知ったので明日買います。
リンク
・風のかたみ
私は新潮文庫版を購入しましたが、河出文庫さんが新しく出しているようですね。
毎年秋~年末になると猛烈にこれを読み返したくなります。福永作品のなかでも随一の恋愛物なので、最初に福永作品を読む方にもおすすめ。
個人的に高杉さとみの「百恋歌」を聴きながら当時読んだせいで、あの歌聴くとこれを連想しちゃいます。いやでもすごいいいのですよ…。
この年はそんな感じで教養、学術系というよりも仕事関係のビジネス書や技術書、現実逃避の小説、漫画をしこたま買っていた年でした。
いまさらこの年の購入履歴を見て、病んでいたとしか思えないラインナップに自分で引いた…。
2010年
36冊。この年買った主な本。
・明仁陛下の青春と共に―皇太子に対するメッセージ
本ブログでも何度も取り上げている鳥尾敬孝氏の著書。マダムのやつとこれ無くして近代鳥尾家は語れません。
・新撰組顛末記
新撰組二番組組長「永倉新八」の回顧録です。色々現在分かっている史実と相違している部分もあるそうですが、まぁそんなのはよくあることなので。
人生で初めて新撰組ブームが訪れてとにかく新撰組を(表面うすーくですが…)漁りまわった一年でした。
この年たくさん技術書を買っているのですが、そのことも中身も全然覚えていないのはどういうことなのか…。
2011年
94冊。この年買った主な本
・先憂後楽―新潟県黒川村の村づくり
新潟県黒川村(現:新潟県胎内市)の村長を務めた伊藤氏による著書。新潟系の書籍を年に数冊買うことにしているのですが、たまたま勝って読んだのが東日本大震災のあとでして。書かれている内容がなんとまぁ2011年にそのままあてはまることかとすごく感銘を受けたことをよく覚えています。
実際そこに住んでいる人間ではないので中身に美化されている点もあるだろうということは承知ですが、それでも県内の方が書いた本としては間違いなく読んで損はない一冊だろうと今も思っています。おすすめ。
*2021/08/14 追記*
こちらの御本も2016年時点では中古価格が560円ほどでしたが、絶版のため値上がっているようです。
後述の讃岐典侍日記のように、一時期中古価格が跳ね上がったのですがその後落ち着くものもあるので、下がってくるといいなと思います。
・人生と仕事の段取り術
文部科学省中央教育審議会委員(2015/2月就任)でもある小室淑江氏の著書。
私は後輩で女の子が自分の下に入ってくるとこれをプレゼントしています。内容は3年目くらいまでかなと。きれいごとと言ってはそれまでですが、少なくとも必要最低限の、「どうすればいいかな?」という思考に至ってくれることを望むなら読みやすくいい一冊だと思います。
この年は私のなかで転職したい一次ブームで、読んでる本が狂気に満ちています。今思うのは、ビジネス書というのは付け焼刃になるが、本人に素養がなければ「読んで終わり」で何も残らないな、という。下手したら「読んだ!これでなんとかなる!」で実際なんの力もついてなければ気持ちばっかり大きくなって終わる。
いやはや、若い一年でした。
2012年
14冊。この年買った主な本。
・ツタンカーメン発掘記〈上〉
ツタンカーメンを発掘したハワード・カーターの回顧録。上下巻セットで購入し、この年上野で行われたツタンカーメン展の予習に使いました。私の歴史好きの入り口はツタンカーメンだったのですが、ちゃんと関連本を読んだこともなく、この時初めて読んだこの本でカーターの印象もようやく変わります。すごい本。これが文庫で読めることにとにかく感謝。
そしてこちらが小学2年生の私のその後の人生を決定づけた運命の一冊です。
Amazonで見つけて即ポチりました。届いて読んだとき、とにかく懐かしい&今読んでも面白いのに感動した。この1冊がなければ今の私はありません。ありがとうミイラくん。
狂気が落ち着いて初心に帰った穏やかな一年でした。
2013年
8冊。この年買った主な本
・讃岐典侍日記
この年はAmazonで買った本がかなり少なく、そのなかで良かったのは間違いなくこちら。
2016年時点では中古価格が1600円近くに高騰していましたが、現在は落ち着いたようです。
2014年
11冊。
去年より買った本がかろうじて多いというのに残念ながら紹介できそうなものがありません…。
仕事関連が多くて、なかなか歴史に浸れなかった一年でした。
2015年
11冊。この年買った主なもの
・ローマ法王に米を食べさせた男
ドラマにもなった話ですね。
こちら、漫画と技術書を除いて私が初めて買った電子書籍になります。でもやっぱり紙媒体で買えばよかったー、と思ってるので、そのうち買い直すと思います。
とても面白かった。みんながみんなこれを目指すことはできないかもしれませんが、まるで時代劇のような壮快な展開に、「物語よりも面白い現実ってやっぱりあるんだなぁ」と思わされました。
振り返ると、どんどん歴史系の本を購入する比率が下がっているなぁと思います。
収納の面などもあって買うのを控えたということもありますし、実際に手に取って買うことが時間的にも多くなってきたという経緯もありますが。
(「歴史の愉しみ方」などは、本屋で買ったので)
やっぱりビジネス書や雑学書はサラッと読めちゃうのに比べ、歴史系のものは時間もかかるので忙しくなるとつい遠ざかってしまいますね…。
来年以降に読みたい本
目出度く30代に突入したので、30代は古典を読もう!と決めました。圧倒的に私は素養が無い、と色々な面でつくづく痛感させられることが多かったので…。
年末に現段階でのリストを作る予定なのですができれば10年と言わずにリストを完走したい。
さて、今回購入した本からは外れてしまいましたが、できれば年内に購入、もしくは来年以降に購入したいと思っている本をいくつか備忘録。
・地図から読む歴史
足利健亮先生が文庫本で読める。すごい。立ち読みしてきましたが、随分分かりやすいのにやっぱりちょっと気合いをいれないと挫折しそう。
・地図の物語 人類は地図で何を伝えようとしてきたのか
ナショジオ発行。最近のナショジオで地図系の話が多く気になっています。
口コミが分かれているので、できれば現物みてから決めたいなぁ。
・世界の美しい本
これは今回買おうとしたのですが、予算との兼ね合いでちょっと一時断念。でも欲しい…!
・ヨーロッパの装飾と文様
似たようなテーマの本が何冊か出ていますが、個人的にはこれに惹かれています。これも中身をもうちょっと読んでから決めたい。
・モチーフで読む美術史
博物館行くとき用に、アトリビュートがまとまっている本が1冊欲しいなぁと思って目をつけています。これもできればもうちょっと中みたい。
・イスラーム原理主義の「道しるべ」
これはできれば年内に欲しいのです。Kindleじゃなくてやっぱり紙媒体がいいなぁ。
・完訳 統治二論
新品で買った方がよさそう。訳が色々出ていて岩波版は難しいらしいのですが、貧乏性なので分かりやすいの買って後からバージョンアップするなら最初からコイツを買って、あとは自分で調べて補足しながら読んでいくほうが良さそうだなと思っています。
本屋に行って探したら近場には置いていなかった…。
・新改訳文庫聖書
聖書も簡易版が大昔に不思議な経緯で手に入って読んだのですが、やはり読みやすいかつちゃんとしたのが欲しいなと。人類史上最大のベストセラーと大学の教授に言われたのが確かに目から鱗で衝撃だったのですが、確かにそうだし、西洋史を見始めるとどうしてもこれ抜きでは理解できないので。
佐藤優氏監修で新書も出ているようなので、そっちも気になるなぁ。
Amazon見ているとお財布のこと忘れて次々ポチりそうになるので恐ろしい…。
いやしかし、本は良いです…もうどっぷり2週間くらいひたすら本読む生活をしたい…。
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