旅行記東京

【旅行記】弥生慰霊堂(東京都千代田区 北の丸公園)~2011年10月~

ちぃ散歩してきたので備忘録。
お休みを取ったのですが、会社に行く用事があったので、少し足をのばしてそのまま公文書館の展示を見に行こうかなぁと思ったのですが、その途中に寄った北の丸公園で思ったより時間を潰してしまったので本日は行かず終いです…。


田安門をいつものようにくぐりながら、何気なしに左手を見たらば、狛犬らしきものが目に入りました。こんなとこに神社なんぞあったっけ?と思いつつ、ちょっと寄ってみることに。

 

狛犬。
あとでWIkiで見たら狛犬「らしきもの」ということで、狛犬確定ではないようです。

阿形(右の口を開いてる狛犬)の横にあった碑。
北の丸公園は何度か来ているのですが、今回初めて『弥生慰霊堂』の存在を知りました。

狛犬の間に延びる、参道のような道。
というわけで行ってみることに。20mほど階段を登って、すぐ境内(?)に出ます。

見えるのが拝殿。
私は遠目最初土俵かと思いましたが、近づいてみると土間みたいになってました。

 

拝殿・本殿を正面から。
ちなみにこの写真、ぐるっと回って帰り際に撮ったのですが、ちょうどその時外国人のご夫婦?が見にこられてて、ばっちり入ってしまいました。旦那さんの延長線上に奥さんがいらっしゃって、この瞬間 本殿を取る私 → 奥さんを撮る旦那さん → 奥さん&本殿 という図が一直線上に完成して、内心ちょっとツボでした。

拝殿

本殿
携帯で撮ったこともあるんですが、妙に神々しい写真写りです…。
弥生慰霊堂は、元は弥生神社・弥生廟といって、西南戦争から始まる警視庁及び東京消防庁の殉職者を祀っており、警視庁が管轄していたらしいのですが、戦後の神道指令によって維持できなくなったため、有志によってこの地に遷座し、同時に名称も変更されたようです。
弥生慰霊廟】- Wikipedia

つい先日慰霊祭があったばかりのようです。(靖國會事務局のブログに当日の様子がアップされています)
この慰霊祭、警察の父と呼ばれる川路利良の命日になっているのですね。

この本殿の右手に、碑があったので寄ってみると…

碑の右手に回ってみると、どうやらこちらが正面のよう。

正面の真裏。

 

解説版がありました。
関東大震災で壊滅的被害を受けた東京の復興を、昭和5年に昭和天皇自らこちらで御巡視遊ばされたそうです。

 

というわけで東京方面を臨む。が、写りがひどすぎますね。
現在は九段会館等を初め、この一帯は高層ビルが立ち並び、当時のように一覧することはできません。
関東大震災といえば、3月の震災後、吉村昭の「三陸海岸大津波」が話題になりましたが、私も同書と、あわせて「関東大震災」を購入して読了しました。
この本で関東大震災について初めてちゃんと知ったようなものですが、本所被服所跡の状況は本当にショックで…。三陸海岸大津波は「絵」が載っているのですが、関東大震災の方は文字だけだというのに、読んだあと正直2、3日は引きずって具合が悪くなりました…。

後藤新平を中心とした新たな都市プランをもって復興した東京を見ながら、昭和天皇はどんなお気持ちでここに立たれたのでしょうか。

ちなみに弥生慰霊堂のことは帰宅後調べて詳細を知りまして、結局慰霊堂がなんなのか訪問してる最中は全然分かっていませんでした。
ちょっとググってみたら、同じようなことを言われている方が多々いて、皆さん同じなのだなぁ。
確かに普通に無知のままいったら昭和天皇のご巡視関連の施設かと思っちゃいますわな。史跡でもなく今も機能している(という表現でいいのか…)施設ですので、解説版がないのも当然なのかもしれませんが、ただ訪れて「?」となるのも殉職された方々に申し訳ないので、なにかちょっと解説があると有り難いのですが…。

 

境内にあった随分太い木。

そんな感じで思ったよりも北の丸公園に長居してしまったのでした。そのまま竹橋駅まで歩いていったのですが、途中科学技術館の外観を今更ちゃんと見た。

 

壁が可愛いのも初めて知りました。

 

DSC_0226

星型?

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