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【美術館】メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神(東京会場)(2014/07/19~2014/09/23)

閉会間近ですが、東京都立美術館で開催されている「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」に行ってきました。東京の次は神戸でやるみたいですね!新潟にも巡回してくれないかなー…。

メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神 - 東京都立美術館公式HP

 


西日で無理やり撮ったら見事に映ってませんでした。
メトロポリタン美術館所蔵のエジプトコレクションより、約200点が展示されている今会。なんと全部が日本初公開だそうで!!ものすごーく見ごたえがありました。
レポをみてると、2,3時間はかかる…という人もいるようで。私は今回一人で行ったので、パネルとか、複製物とか、どうしても観たいもの以外で混んでいるものとかは飛ばして廻ったのですが、それでも1時間半かかりました。

「女王と女神」と題しただけあって、ハトシェプスト女王はもちろん、ハトホルやセクメトなどの女神、歴代の王妃や王女にまつわる品がいっぱい。ファラオやピラミッド!といったものが中心だった従来のエジプト展とは雰囲気が違って、終始優雅な気持ちになれました。
前調べなしで行ったので特に「これを観たい!」というものは無かったのですが、アクエンアテン王とネフェルタリ王妃の品がいくつか展示されていたのがうれしかったー!!

あと個人的に面白かったのは、ロゼッタ紋様
「セクメト女神像」で、胸のところが菊の文様みたいので覆われていまして、「エジプトってたまにこう、菊文様みたいのでてくるなー」と思ってたのですが、それが太陽を模した「ロゼッタ紋様」というのだと初めて知りました。(音声ガイドを借りると、「二つのガゼルの頭がついた冠」のくだりで解説があります!)すごい可愛い紋様。

あとは、「シストラム」と呼ばれる儀式用の音楽楽器。一か所に固められて展示されているブースがあったのですが、柄の部分にハトホル女神が装飾されていて、なんだか一列にずらっと並んでいるとシュールでした。

リーフレットの表紙にもなっている「アメン・ラーの歌い手ヘネトタウィの人型内棺とミイラ板」も面白かった。バーになったヘネトタウィとかも描かれていたりするので、エジプトの神様を予習してから行くと、より一層楽しめると思います!ところで、翼を広げた天空の女神「ヌゥト」ですが、観ているとナウシカを思い出すのは私だけでしょうか。

ところで、有名な王家の谷は第18王朝から20王朝にかけて建造されたもので、一番古いとされているのが今回のハトシェプスト女王の王墓なのだそう。(正確にはちょっと離れているのですが)
ディール・エル・バハリ(ツタンカーメン展の時の予習用にかった雑誌では、「ディール・アル=バハリ」となっていました。『ゼロからわかる古代エジプト』(近藤二郎(監修)/学研))は、「北の修道院」という意味合いだそうで、「修道院」なんていう名前からして女性だなーと思ってしまいます。

この第18王朝は、末期にあの「ツタンカーメン」がいたり、かなり面白い王朝です。

音声ガイド

音声ガイドは木村佳乃さんと、安井邦彦さん。木村さん好きだったので、うれしい。

※番号はガイド番号

55 プロローグ
1  ハトシェプスト女王像の頭部
2  ひざまずくハトシェプスト女王像
3  ディール・エル・バハリのハトシェプスト女王葬祭殿模型
4  牛の女神像の頭部
5  ハトホル女神の象徴がついた建物装飾
6  弧形シストラム
7  セクメト女神像
8  呪術のための壺
9  アクエンアテン王とネフェルティティ王妃のゴブレット
10 清めの儀式を受けるキヤのレリーフ
11 ゲーム盤・糸巻き形のゲーム駒・円錐形のゲーム駒
12 弧状ハープ
13 二つのガゼルの頭がついた冠
14 ヤグルマギク形の線条細工ネックレス
15 「神の妻」ハトシェプスト王妃の名が刻まれた七連のコホル入れ
16 髪結いの道具
17 トトメス3世の名が記された瓶・壺 ほか
18 王家の女性の頭をかたどった蓋つきのカノポス容器
19 指サック・足指サック
20 アメン・ラーの歌い手ヘネトタウィの人型内棺とミイラ板~エピローグ
50 【番外編①】ハトシェプスト女王誕生の伝説とは?
60 【番外編②】古代エジプトの美容法
BGMは、
55、20:ドビュッシー「神聖な舞曲」
6:弧形シストラム再現音源
12:弧状ハープ再現音源
50:アドルフ・ビアラン「東洋の物語」導入部
60:「ヴァルナ」

楽器の再現音源が入っていたのがありがたかったー!


リーフレット片面(こっちが表紙かな?)


リーフレット片面


リーフレット中

  
チケットの表と裏。(半券切り取られた後になります)企画展の入り口には、朝日新聞の号外が。



メトロポリタン美術館エジプト美術部門名誉キュレーターのドロノア・アーノルドさんのインタビューがちょっとだけ載ってます。

 


展示会場の出口にある記念撮影スペース。
結構狭いうえに人通りがあるので、混雑してるときは記念撮影難しそうな気がしました…。

お土産

今回クリアファイルが全部可愛くて迷ったのですが、懐が寒かったこともあり、結局2つ購入。


またいちいち文字内の装飾がかっこいいのです。


小さいサイズのほうは、裏面にビーズなどが!これ展示でよく観れなかったので、思わず。


袋!ひとさまのレポを観てずっと可愛いと思っていたので、ゲットできてうれしい*^^*
東京会場でもしかしたらもう1回行くかもしれないので、そのときはよく観れなかったやつをじっくりみようと思います!

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