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【美術館】ルーヴル美術館展―地中海 四千年のものがたり―(2013/07/20-2013/09/23)

連続で去年の話ですが、美術館のメモ。
リーフレットやら音声ガイドのメモやらを先日写真を撮ってからざっくり処分したのですが、行ったのに鳥頭ゆえよく覚えていないものが結構あってもったいないなぁ…と思ったので、これからはまめに記事にしていこうと思います。

ルーヴル美術館展―地中海 四千年のものがたり― - 東京都美術館公式HP

ルーヴル美術館というと、あとで過去のリーフレットをずらっと並べてみますが、結構な頻度で関東圏では開催されています。
そんななか、本展示会での目玉は、リーフレットにも掲載されている「ギャビーのディアナ」。信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神「アルテミス」の像です。1808年にルーヴル美術館に収蔵されて以来初の館外展示、当然日本初公開ということで、ものすごく混雑していました。
(美術館に行く頻度が低いので、混雑具合がよく分からなかったのですが、昨日「女王と女神」に行ったらこの展覧会がいかに混雑していたかよく分かりました笑)


リーフレット表&裏表紙


リーフレット中

後半は絵画だらけだったので、絵に詳しくない私としてはちょっと疲れてしまったのですが、活き活きとしたその姿を来場していた人たちが楽しそうに観ていたのがすごく記憶に残っています。なんだか、女性の見学者(40~60代くらいの)がすごく多かったですね。

個人的には前半部で絵の描かれた壺などが展示されていたんですが、それが面白かったなー。リーフレットの中に出て来ている、「赤像式クラテル:エウロパの略奪」とか。文様がいちいちおしゃれなのです。で、その文様が公式HPにも使われていたりして、いやほんとなんで美術館の企画展示ってこう、全部が全部小洒落てるんだろう!とただただ感動した。
リーフレットの裏表紙のディアナもね、腕に「LOUVRE」の「O」をひっかけてるんですよ。なにそれいちいちおしゃれ!!

 

音声ガイド

そして音声ガイド~。ナビゲータはアナウンサーの住吉美紀さん。(ちなみに音声ガイドリストに「一般版」って書いてあったんですが、別バージョンがあったの??)

※数字はガイド番号

55 プロローグ
1 競技者に与えられるオリーヴ油を入れる黒像式アンフォラ:アテネの守護女神アテナ(A面)、競技者(B面)
2 垂れ飾り:オリエントの女神、ネコ科の動物の頭部、二つの助成の頭部、ロゼット
打ち出し装飾付き杯:エジプト様式による神話の戦闘場面
3 赤像式クラテル(壺(:牡牛に変身した主神ゼウスによる女王エウロペの掠奪)
4 柄と注ぎ口のついた容器、通称「ソース入れ」/杯と碗
5 受け皿を持つ女性の形の奉納用スプーン
6 <文字について>
7 彫像断片:ディアデマ(宝石入り帯状髪飾り)を冠したエジプトの地母神イシスの頭部
巨大彫像の断片:エジプトの聖牛アピスとギリシアの神々が融合して生まれた混合神セラピスの頭部
8 指輪:ファラオでありギリシア王として表されたエジプト王プトレマイオス王6世フィロメトル
彫像断片:エジプト女王クレオパトラ7世 ほか
9 ひげのある男の頭の形をしたペンダント
10 彫像断片:最高神官としてのローマ皇帝アウグストゥスの肖像
鎧姿のローマ皇帝ハドリアヌスの胸像
鎧姿のローマ皇帝セプティミウス・セウェルスの胸像
11 ローマの石棺:人間の創造とその運命を表すティタン族プロメテウスの伝説
12 ローマ皇帝ルキウス・ウェルスの妻ルキッラの巨大な頭部
床モザイク:カリュドンの猪を狩るギリシアの英雄メレアグロスの伝説;葉冠の中の鴨のつがい;葉冠の中の男性胸像
13 杯:鎖帷子を着た十字軍兵士
恋する男女が描かれた杯:剣を振りかざす騎士とその恋人
14 聖ジョスの骸布:2頭の向かい合う象で装飾され、中央アジアのトルコ人地方総督の名前がアラビア語で記された布
司教あるいは大修道院長の権力を象徴する司教杖の先端部(クロスロン)
15 ヤコポ・ネグレッティ(通称パルマ・イル・ジョーヴァネ)
≪ヴェネツィア艦隊提督ヴィンチェンツォ・カペッロの肖像≫
16 ジャン=エティエンヌ・リオタール
≪トルコ風衣装のイギリス商人レヴェット氏と、クリミアの元フランス領事の娘グラヴァ―ニ嬢≫
17 ルイ・ラグルネ
≪ギリシア神話の英雄ヘラクレスの妻、デイアネイラを掠奪するケンタウロスのネッソス≫
18 トロイアの王子パリス
ギャヴィン・ハミルトン
≪トロイアの王子パリスに、スパルタのヘレネを引き合わせる愛の女神ヴィーナス≫ほか
19 アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神、通称「ギャビーのディアナ」
20 <イタリアの魅惑>
21 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
≪ハイディ:ギリシアの若い娘、イギリスの詩人バイロン卿による『ドン・ジュアン』の登場人物≫
22 『エジプト誌』:口絵(古代、第1巻、第2葉)
23 テオドール・シャセリオー
≪バルコニーにいるアルジェのユダヤ女性たち≫≪モロッコの踊り子たち:薄布の踊り≫
24 墓碑:夫婦の別れの場面 ほか
25 ピエール・プレヴォ
≪コンスタンティノープル(現イスタンブール)のパノラマ≫~エピローグ

BGMにはドビュッシーなどの音楽が使われていました。

お土産

購入したクリアファイル。
写真だと分かりづらいですが、青色グラデーションがかっていてすごくきれいなのです。

 

過去のルーブル美術館展

過去のルーブル美術館展のリーフレットをせっかくなので。

 


ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画-新古典主義からロマン主義へ(2005/4/9 ~ 2005/7/18
) ― 横浜美術館公式HP
目玉はアングルの「トルコ風呂」。

 


ルーヴル美術館展-古代ギリシア芸術・神々の遺産- (2006/6/17 ~ 2006/8/20) ― 東京藝術大学大学美術館公式HP
目玉は「アルルのヴィーナス」。

 


ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美(2008/1/24 ~ 2008/4/6) - 東京都美術館

これだけ公式HP見つけられなかったのですが、リーフレットだけみても分かるようにものすごい豪華でした。折り畳みで広げるとA4用紙4枚分(Aなにというのだろう…)、両面フルカラー…!!というのも、日仏交流150周年、スポンサーの朝日新聞創刊130周年、テレビ朝日開局50周年記念という節目のものだったため。
持ってるリーフレットはこれだけですが、年に1回ペースで首都圏ではルーブル美術館展が開かれているようです。いやはや、おそるべし。

 

*2016/05/04 追記*
チケットが出て来たのでアップしておきます。

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