概要
東京国立博物館で開催された、特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」に行ってきました。会期が非常に短かったので、行けてよかった…!
半跏思惟像とは
左足を踏み下げて右足をその膝の上に組んで坐る座り方を「半跏(はんか)」といい、右手を頬に添えて思案する姿(あるいはそのこと)を「思惟(しゆい)」というそうです。
半跏思惟像とは、その名の通り、半跏で物思いにふける仏の像のことをいい、日本や韓国では6世紀から8世紀の間にその多くが作られました。
日本ではこの半跏思惟像は弥勒菩薩を象ったものであることが大半ですが、今回展示された中宮寺の半跏思惟像は、寺伝では如意輪観音といわれているそうです。
日韓の国交正常化50周年を記念して、2つの国の国宝の半跏思惟像がひとつの場所に展示されることになりました!
展覧会の感想
リンクが貼られている1089ブログで、2体の配置などが確認できます。
今回の展示は、本当にこの2体しかありません。
このためか、展示室は当日中であれば何度でも出入り可能になっていました。
本館の展示室の横の部屋では、中宮寺の半跏思惟像を主とした半跏思惟像の説明VTRがエンドレスで流れており、混んでいるときは多分そこでスタンバイをさせらるのではないかと思います。
(私は平日に行ったので、かなり空いていました)
部屋に入ると、右に韓国の、左に日本の半跏思惟像が展示されていました。
韓国のものは高さが約83cm、日本のものは約132cmと、韓国のものがだいぶ小ぶりな感じがしましたが、細部が非常に凝っているためか、韓国の半跏思惟像のほうを凝視している人が多い印象でした。
韓国のものは金銅製、日本のものは木造ということですが、1400年も昔の仏像がこうも綺麗によく残ったなぁ…と感慨深くなりました。
今回のリーフレットはこちら。
おもて。
開いたところ。
公式HPのそれぞれの像の説明と同じものが記載されています。
おみやげ
お土産はこちらのクリアファイルにしました。
国宝 半跏思惟像があしらわれた中宮寺のもの。
裏面。
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