京都旅行記

【旅行記】2014年10月 京都旅行備忘録 その2(1日目)

安楽寿院にいた猫さま。
2014年10月の、京都旅行一人旅1日目の備忘録です!京都の西と南の守護に参拝してきました。

京都旅行目次

2014年10月 京都旅行備忘録 その1(ダイジェスト)

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【旅行記】2014年10月 京都旅行備忘録 その3(2日目)

【旅行記】2014年10月 京都旅行備忘録 その4(3日目)

【博物館】修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺(2014/10/07-2014/11/24)と平成知新館オープン記念展 京へのいざない(2014/09/13-2014/11/16)に行ってきました!

 

1日目

東京から新幹線で4時間…。お昼前に京都駅に着きました!
全然関係ないのですが、岐阜のあたりで新幹線の車窓をみていたら、高速道路でトラックが炎上していまして…。同じ車両に乗っていた人たちは陽が差すのでサンシェードを下げていたこともあり誰も気づいておらず、一人で「え?え??」ってなってました…。事故現場初めて見た…。
(ちなみにその事故は奇跡的に誰も亡くなった方がいなかったそうで、いや良かった良かった…)

京都駅について、まず荷物をホテルへ預けることに。
今回日本旅行さんのパックを利用したので、ホテルのチェックインの時間とかも勝手が分からず…。(何時から何時まではバウチャーに書いてあったけど…)とりあえず荷物を預けたくて前日に電話したところ、OKで、荷物預けてチェックイン処理も一緒にできるとのことでお言葉に甘えて。
お邪魔したのはこちら!

アルモントホテル京都 - 公式HP

当日、お部屋が空いたとのことでシングルルームのプランだったのですが、差額なしでデラックスツインにアップグレードしていただけました。ラッキー!!
荷物を預かっていただいて、京都駅へ。

駅前の案内所で、旅行中に利用するバス一日券2枚と、地下鉄乗車券を1枚購入。
1日目は地下鉄乗車券を利用します!
1日目の予定はこちら。

<1日目>
1.京都駅着
2.松尾大社
3.鳥羽天皇陵
4.近衛天皇陵
5.白河天皇陵
6.城南宮
7.京都駅

松尾大社

最初の目的地は松尾大社~!
ルートはこちら。

京都駅→(京都市営烏丸線)→四条駅→(徒歩)→烏丸駅→(阪急京都本線)→桂→(阪急嵐山線)→松尾大社

松尾大社へはバスでも行けますが、京都で隅っこの方へ行く時は時間がかかるので、電車を使います。四条駅までは地下鉄乗車券を利用。烏丸駅からはPASUMOを使いました!今年から関西でもPASUMOが使えるようになったのです!便利!!

松尾大社!
渡来人である秦氏が勧進したとされ、酒造の神様としても有名。

松尾大社 - 公式HP

御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
前者は日吉、日枝神社の、後者は宗像神社の御祭神として有名ですね。
駅を出てすぐ鳥居があります。

最初たくさん若い女性がいて、「おお…流石パワースポット…」と思ってたら、境内にスクールバスのバス停があるみたいで、みなさんそれに乗車されていきました。

鳥居!
この鳥居にぶら下がっている榊の小枝を束ねたものは「脇勧請」というそうで、十二束、閏年は十三束あるという。月々の農作物の出来ぐあいを占った太古の風俗をそのままに伝えているといわれ、鳥居の原始形式を示しているのだそうです。

ちょうど結婚式がやっていたり、七五三の子がお参りしていたりで拝殿正面写真は載せられないので…こんな角度のやつを…。
松尾大社といえば神像のイメージがありまして、せっかくなので神像館をみようとお庭へ。
お庭は写真も撮っていいですよーとのことなので、撮りまくりました。

お庭に入って直進するとある亀の井。

延命長寿、蘇りの水として有名だそうです。
亀が可愛いのですが、結構薄暗くて最初ちょっと怖かった。

瀧御前。
亀の井から左手にあります。祭神は罔象女神(みつはのめのかみ)。

お社の背後に瀧があり、お社の左側には観音様のような石像が。

そして背後には天狗岩といわれる岩が。多分横顔なんじゃないかと。
お庭もとてもきれいでしたー。写真撮ったけどいまいちだったので…公式HPを見て下さい。

で、神像館です!
小さいスペースながらも、重要文化財である3体の御神像をはじめとした、21体の神像がみれるのはすごい。特に3体の神像は、私以前東博に展示されたときに見に行ったのですが、人が多くてあまり見れなかったり、照明が暗かったりしたので細部がみれなかったのですが、ここでは360度、よーく見えました!
また、入るとテープの解説がきけるのですが、それと別で神像館に詰めていらっしゃる方がとても丁寧に解説してくれます。
伺っていて「へぇええ!」となったのでちょっとまとめ。

・3体の御神像のうち、老年、女性の像は、御祭神である大山咋神、市杵島姫命と言われているが、実際は不明。
・昔はこの像のモデルが誰なのかを示すものがあったようだが、明治の廃仏毀釈の際、棄てられてしまったという。
・顔立ちから、老年の男性像は宮司を務めていた秦氏のどこかの代の人物ではないか、という話も…。
・老年、壮年、女性の像のうち、老年が最も細部まで凝った作りになっており、樹もいい部分を使っているようだ、と。(他の2体がお顔の真ん中あたりにひび割れが走ってしまったのに対し、壮年は脇の方にちょっとだけ)
・壮年像は、表もさることながら、襟の部分、また背面の腰ひもの部分までもが丁寧に彫られている。腰ひもまでこのように凝っているのは珍しい、と、同志社かどこかの大學が調査に来た時に言ってたとか。
・女性像は、髪型の部分が日本の古代女性というより、エジプトの女王のような、コブラのように見える。(カンナの跡も鱗のようにみえる)秦氏は渡来人であったので、この像を彫らせた職人が、もしかしたら西洋やシルクロードなど、そちらの文化圏の人だった、という可能性があるかも。
・女性像は少し斜めをむいていて、おすまし顔。左側からみたときと、右側から見た時で表情が違う。

などなど!
為になったのはもちろん、その方が「毎日拝見していますが、日によって感じることが違って、楽しませていただいております」とおっしゃっていたのが素晴らしいなぁと思いました。これが一日目で一番感動したことかも。(その後、2、3日目で訪れた各所で、こうして詰めていたり、警備している方が寝ているところを目撃してしまったのもあってなおさら…。私も毎日見てたら惰性で飽きちゃうだろうなぁ…^^;)

東山の日向神宮と言うスポットを勧めていただいたのですが、今回参拝する時間がなかったので次回はぜひ…!!!
あとは、「明日は鳥獣戯画みにいくんですー」という話をしたら、その方は「私なんかは逆に本物(の鳥獣戯画)しかみたことないんです。昔の修復前のシワシワの。高山寺に置いてあったやつをね。あるときからレプリカ展示になったらしいけど」と言っていて、京都が地元の人はいいなぁ…と思いました…。

良い気分になってお庭をあとにし、朱印をいただいて次へ行くか、と思ったのですが、ちょっと色々あって予定より2時間ほど押して松尾大社をあとにしました…。
言ってしまうと 宗 教 の 勧 誘 を う け ま し た(よくもまぁ、神域で!ド境内で!!)昨今のスピリチュアルブームで寺社仏閣を訪れる女性が増えているのもあってか、主に一人で来ている妙齢の女性を狙って声掛けてるみたいなので、一人旅の方はお気を付け下さいませ。

 

近衛天皇陵

松尾大社に来たルートを逆戻りし、京都駅から京都市営烏丸線で竹田駅へ。
竹田駅から近衛天皇陵に行くルートがちょっと説明しづらいのですが、駅を出て左手に歩いて行って、セブンがあるので、そこを右手に曲がるといい感じです。

16時までに今日の最終目的地、城南宮に着きたかったのですが、この時点ですでに15時半。若干焦って写真がもう何を撮ったか覚えてなかったのですが、整理しながら蘇る旅の記憶。
近衛天皇陵と鳥羽天皇陵はかなり近くて、安楽寿院という寺院の境内にあります(厳密には違うけど…)


安楽寿院の入り口。


入ってすぐ左手が近衛天皇陵。


この付きあたり右手が御陵です。

すごく綺麗に手水舎も整備されていました。


母である美福門院得子が建立したとされる、非常に美しい塔でした。


門には菊の御紋。

 

安楽寿院


こちらが安楽寿院。


屋根の飾りをみて、法金剛院を思い出しました。


案内板


案内板を正面にして左手をみる。ここをまっすぐ進んで行くと、鳥羽天皇陵になります。


安楽寿院。今はお大師様を祀るお堂があります。


手水舎がきれい。

重要文化財である、安楽寿院の本尊、阿弥陀如来像が安置されている建物。
時間が遅いからか、いつもそうなのか分かりませんが、閉まっていました。


外側からみるとこう。


境内を直進します。


こんな碑が。
この碑のすぐ先に道がありまして、そこを右手にいくと、すぐ鳥羽天皇陵です。
(最初、阿弥陀如来さまが格納されている場所が鳥羽天皇陵かと思ってましたが、違いました…)

 

鳥羽天皇陵

子である近衛天皇よりも、非常に簡素な御陵。鳥羽帝の好感度が上がりました…。

 

白河天皇陵

鳥羽天皇陵から、城南宮方面へ歩をすすめます。
大きな交差点に出て、その右側に白河天皇陵がありました。

駐車場があることが衝撃的すぎて思わず撮った。さ、さすが…。

でも御陵はいつも通り簡素。
もしかして職員の方がこの駐車場を利用して、白河、鳥羽、近衛の3天皇陵を整備されてるのかな。

正直威圧感が半端無かった。
ものすごい私のイメージする天皇陵でした。さすが…。

砂利がきれいに整えられていて感動。こういうの見ると、やはりこの国で一番すごいのは皇室だなと思います。
365日、全国でこれやってるわけですからね…。


そして私以外の足跡が。誰かいらっしゃったんだなー。

 

城南宮

白河天皇陵を出て、ちょっと急ぎ足で城南宮を目指します。
10分くらい歩くと、ようやく見えてきました。

最初の鳥居。
ここをくぐってちょっと歩くとやっとお社がみえてきます。


が、ここに到達するまでに、帰って行く禰宜さんの背中を数人みた…。そして観光客誰もいない…。
まずい…。
(※写真は参拝したあと撮りまして、着いた際は手だけ洗って急いでお参りしました)


日が暮れてる感が半端無い手水舎。


ちなみにここは菊水若水という万病にいくお水が湧いているそうで、帰りにちょうどペットボトルが空いたので、いただいて帰りました。
で、それをその日ホテルに帰って飲んだのですが、京都から帰ってから肌の調子がものすごくいいのです!なぜか足とかすべすべで!!これのおかげなのか!?



立派な舞殿!
舞殿がある神社はやっぱりいいですねー。

拝殿。
で…気になったのが…

!!?


ドラえもんとミッキー。


ちびまるこちゃんとマリオ。
なんという夢の共演…。
七五三用なのかな…?と思ったのですが、そういえば拝殿前にもいた。

城南宮の趣味なのか…?
ちなみに城南宮にきた目的はこちら!

京都五社巡り!!松尾大社で色紙を買いました。

北:下鴨神社
西:松尾大社
東:八坂神社
中央:平安神宮
南:城南宮

平安京を守る四神に模した4つの神社+中央の平安神宮。この5つを巡るのが五社巡り。最初松尾大社に行こう!と決めた際、調べていて知ったので、やってみました。
廻る順番も、期間も自由なので、今回は無理なく4つ廻りました。色紙も上記の神社ならどこでもいただけます!

3日間終了した結果。
下鴨さんは行ったことあるので、無理せず次回にしました。
色紙が1000円、各朱印は300円です!全部集めると栞がいただけるそうで、次回ゲットするぞー!

ちなみに…松尾大社でこの色紙を購入しまして、思ったより大きかったので手持ちのサブバックギリギリに詰めていたのです。で、城南宮で色紙を出そうとしたら…引っかかって取り出すのにすごく時間がかかりまして…破けそう&おそらく御朱印が押された色紙がいたたまれなくなったのか、城南宮の禰宜さんから袋をいただきました。ありがたや…ほんとありがたや…すいません…。
2日目もいただいた袋、大活躍でした。
明るいうちに城南宮もう一回いきたいなぁ!

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