- 2021年5月5日
- 2021年7月28日
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恵の露~鳥尾小弥太の回顧録~
恵の露とは 『恵の露』は、1901(明治34)年5月に出版された、鳥尾小弥太が自ら記した小伝です。 これに先立つ1898(明治31)年に博文館より出版された雑誌『太陽』にて、自身について記載された内容が、過去に誤った情報を流していた書の情報によっていたことから、「さすれば誤りも正して置かぬ時は、事實として何處までも傳はると云ふ事に心付き、余が實歴を講話して置 […]
恵の露とは 『恵の露』は、1901(明治34)年5月に出版された、鳥尾小弥太が自ら記した小伝です。 これに先立つ1898(明治31)年に博文館より出版された雑誌『太陽』にて、自身について記載された内容が、過去に誤った情報を流していた書の情報によっていたことから、「さすれば誤りも正して置かぬ時は、事實として何處までも傳はると云ふ事に心付き、余が實歴を講話して置 […]
一個前の記事で、紹介していた岡柳の資料を誤って田中光顕としていた上に名前を誤字していたので、その誤っていたほうの田中さんの『維新風雲回顧録』から、鳥尾に関する話として「山縣有朋の憤怒」から一部抜粋して紹介します。 なお、この回顧、タイトルから何から突っ込みどころが多すぎて笑いが止まらない。 元資料は国デジで公開されています。 維新風雲回顧録(田中光顕/大日本 […]
四将軍とは 鳥尾小弥太は、長州藩出身であったことから明治初期はいわゆる「長州閥」というグループに分類されます。 長州の中で倒幕の中心戦力となった奇兵隊員として戊辰戦争後も存命していた彼は、このために明治9年、28歳という若さで陸軍中将となりました。 しかし、内乱が終息し、明治政府がいざ国政へと歩み始めたあたりから、政治的見解の相違のためか徐々に陸軍主流派との […]
消えていた記事の上げなおしその2です。 2010年10月31日にアップした、鳥尾と三浦と山縣のめちゃめちゃ好きな逸話です。 奇兵隊のヤンチャ者にイタズラされる山縣。 三浦観樹将軍の邸内巨石あり。幅間餘に亘り長さ丈許を過ぐ。只徒に門内に横たわるのみ、其何の用たるを知るものなし。石工某なるものあり、爼且橋に住す。會て語りて曰く、往時将軍の鳥尾将軍と共に番町に寓す […]
記事を整理していたら、鳥尾の逸話を紹介していた記事がいくつか消えていました。 というわけで、2011年5月11日にアップしていた、鳥尾と陸奥の舌戦逸話を上げなおします。 この逸話ものすごく好きで陸奥鳥尾コンビにはまったきっかけでもあるんですが、ネタ元をいつも忘れるのでメモ。近デジで見れます。 本文 陸奥宗光鳥尾小弥太と舌戦 陸奥宗光初め陽之輔と称す、明治二年 […]